乳がんの治療 | 乳腺外科 みちした乳腺クリニック | JR久宝寺駅すぐ大阪平野区 東大阪市

072-975-6003

乳がんの治療

乳がんの標準治療

乳がんの標準治療には

  • 手術
  • 放射線照射
  • 内分泌療法(ホルモン療法)
  • 抗がん剤
  • 分子標的薬

の5つがあります。

この5つの治療法をすべて使い治療するのではなく、乳がんの性格や進行程度によって、すなわち患者さんそれぞれに合った治療法を見つけ行います。手術のみで治療が終了する方のもいれば、手術をして、手術後にホルモン療法を受ける方など様々です。当院において乳がんが見つかった場合には提携をしている八尾市立病院への紹介や、患者様の希望される病院へ紹介させていただきます。また、術後落ち着いた段階になりましたら当院にて術後フォローが可能です。

乳がんの手術

乳がんの手術には大きく2つに分かれます。乳房切除術乳房温存術です。乳房切除術は乳房を全部とることになるので、安心と言われる方が多いですが、乳房切除と乳房温存術ともに治療成績は同じです。したがって、術式については患者さん本人が決めることになります。それぞれの術式には長所・短所がありますので、主治医の先生とじっくり相談して決めていきます。
また、最近では乳房再建術も保険適応になり、積極的にされている施設が増えてきております。
提携している八尾市立病院でも乳房再建術を行っていますので、希望のある方は紹介させていただきます。

乳房切除術

乳房温存術

センチネルリンパ節生検

乳がんの転移しやすい部位にリンパ節があります。特に同側の腋窩リンパ節です。
術前の検査(CT、マンモグラフィ、超音波検査)で腋窩リンパ節転移があきらかでない場合にはセンチネルリンパ節生検を行います(通常は手術時)。簡単に説明しますと、乳房に近いところのリンパ節を手術の時に数個とりだし病理検査に提出。手術時に転移があるかないかが分かり、転移がある場合にはさらに奥のリンパ節を摘出する、腋窩リンパ節廓清を行います。

放射線療法

乳がん術後に局所コントロール目的にて放射線照射を行うことがあります。

内分泌療法(ホルモン療法)

多くの乳がんはホルモン受容体が陽性です。その場合には術後ホルモン療法を行います。
再発を予防するのが目的です。ホルモン剤には様々な種類があり、以前は5年間内服が標準でしたが、最近では10年間内服した方が良い患者さんもおられます。当院においても乳がん術後フォローを行っております。

内分泌療法剤の作用機序

内分泌療法に用いられる主な薬剤

乳がんの術後

乳がんの術後は、定期的に医療機関を受診して経過観察を行う必要があります。受診していただいた際には問診(異常な症状はないかお話を聞きます)、視触診(手術した部位・腋窩リンパ節の腫大・対側乳房)にて異常がないか確認します。気になる点があれば超音波や組織検査を行います。経過観察中の検査には1年に1度のマンモグラフィは重要です。温存手術をした場合には温存した乳房と対側乳房を撮影します。乳房切除をした場合には対側乳房を撮影します。必要に応じて胸部レントゲン・血液検査・骨密度検査を行います。当院ではCT検査・MRI検査・PET検査はできませんので、近隣の病院などへ紹介させていただきます。

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